2012年 07月 10日
二ッ森山 |
◆二ッ森山(ふたつもりやま):1,223m 他の山の山行記リストはこちら
◆所在地:岐阜県中津川市
◆山行日:2012年 7月10日(火)
◆メンバー:単独
〔登山コース〕
二ツ森山は思いもよらない山行きになってしまいました。
予想もしなかった 道路工事に引っかかり、予定していた登山口に行きつくことができなかったのです。
梅雨の晴れ間のまずまずの好天のもと中津川ICを降りて快調に車を走らせたのは よかったのですが、登山口に通じる岐阜県道70号線が工事で通行止めでした。 路肩に車を止めて思案していたところ4WD車が工事中の道路へ入って行ったので私もついて行きました。 しかし数百メートル進んだところで4WD車が止まり運転手が降りてきました。 工事関係者だったようで、路肩に駐車するのもだめ。この先は通れないから帰れというのです。 切越峠の登山口まであと少しなので何とかならないかと頼みましたがだめでした。 見ると確かに舗装の下に敷く砕石が道路上に山積みされていました。
交渉の結果特別に二ツ森山林道の通行止めゲートを開けてくれることになったのです。 ということで予定外の福岡登山口から二ツ森山へ登ることになってしまったということです。
双耳峰の二ツ森山
中津川ICから北へ向かう国道257号線から見た二ツ森山です。
特徴ある双耳峰で、西森山と東森山の2つからなる山ということで二ツ森山というのでしょう。 向かって左が本峰の西森山で右が東森山です。
県道70号線の切越峠から尾根道を登る予定でしたが、このあと思いもよらない県道の工事通行止め に引っかかってしまいました。
福岡登山口駐車場
切越峠手前の二ツ森山林道の通行止めゲートを特別に開けてもらい3kmほど南へ走って 福岡登山口の駐車場に着きました。
休憩所や水場もある登山口ですが、ここはすでに7合目に当たるところです。ごく短時間で 山頂まで登れてしまうのが残念なことです。
福岡登山口
登山口の案内標識には 《山頂まで560m》 と書かれています。
わきにある水場で冷たい水を1杯飲ませてもらって出発しました。
〔福岡登山口 発=8:35〕
丸太階段の登山道
二ツ森山一帯は 『フォレストパーク』 として整備されたようで、登山道も丸太階段になっています。
この階段がしばらく続くが、かえって歩きにくいものです。
氷餅の池(こおりもちのいけ)
10分ほど登ったところに 『氷餅の池』というのがありました。
説明書きによると、江戸時代の1723年に殿様の命で高峯山にあった氷餅屋を二ツ森山に移す ことになり、山をかけめぐり欠かせない池水として探し当てたのがこの池だそうです。 落葉に埋もれて池は浅くなっているものの当時をしのぶ遺構だそうです。
氷餅というのは、ついた餅を寒中にさらして凍らせ、それを乾燥して粉末にしたもの。 兵糧として備蓄したそうです。
〔氷餅の池=8:45〕
東森山分岐
氷餅の池から少し登ると稜線の鞍部に出ます。
ここを左に行くと東森山の山頂ですが、先に右への道をとり二ツ森山の本峰である西森山へ 行くことにしました。
〔東森山分岐=8:50〕
木の根がむき出しの登山道
山頂へは木の根がむき出しになったり、大きな岩がある中の道を登って行きます。
新緑がきれいです。
山頂休憩舎
東森山分岐から大した時間はかかりません。
10分ほどで8角形の山頂休憩舎が現れました。
二ツ森山山頂
登山口から25分で二ツ森山の山頂に到着してしまいました。 うーん、何といっても物足りない行程です。
案内書にも写真が載っているように山頂は大きな岩でした。
〔二ツ森山山頂 着=9:00〕
大岩に埋め込まれた三角点
山名標識もそうですが、三角点も大岩を掘って埋め込まれています。
乗られても蹴られてもびくともしない作りです。
笠置山(1128m)を望む
山頂の大岩からは南側が大きく開けています。
あいにく霞がかかっていますが右手には笠置山が見えます。
中央道などから見ると台形に見えますが、ここからは傘の形に見えるのです。
中津川方面の眺望
左の山は高峰山(945m)で、右の山は岩山(932m)です。
その2つの山の間の奥の方に見えるはずの恵那山は残念ながら雲の中でした。
福岡小生徒の登頂記念板
8角形をした山頂休憩舎に行ってみました。
野外学習でしょうか地元福岡小学校の生徒が登ってきているようです。 二ツ森山登頂の記念に生徒の名前が書かれた板が取りつけられていました。
休憩舎の東側が開けているのですが、残念ながら雲のため中央アルプスや御嶽山の姿を 見ることができませんでした。
さて、東森山の方へ行ってみることにします。
〔二ツ森山山頂 発=9:35〕
東森山の展望休憩舎
いったん鞍部の分岐まで戻り東森山への道を行きます。
東森山山頂下にはモダンな感じの展望休憩舎がありました。 ここからの眺望もよさそうです。
〔東森山展望休憩舎 着=9:50〕
雲に隠された中央アルプス
梅雨の晴れ間とはいえ高い山の山頂付近は雲がかかっています。
左の山の奥にあるはずの御嶽山は全く見えません。
写真中央から右の方にかけて南アルプスや 中央アルプスの山々が並んでいるはずですがそれらもぼんやりとしか見えず残念なことでした。
〔東森山展望休憩舎 発=10:10〕
二ツ森山山頂下の祠
東森山分岐まで下りてきました。しかし、あまりにも時間が早いのでもう1度 二ツ森山 へ登ることにしました。
二ツ森山の山頂下に小さな祠を見つけました。といっても完全に老朽化して壊れているのです。 屋根の形をしたものがあり、願いごとを書いた絵馬がたくさん飾ってあるので祠だと わかる感じです。
真新しい絵馬には 『きびきび行動して低学年のお手本になりたい。』 などと書かれています。
登ってきた小学5年生たちが納めたものだと思います。
〔二ツ森山山頂 着=10:25〕
二ツ森山山頂にて
この日2度目の山頂です。
遠くは雲がかかっていて眺望の状況は先ほどと変わりません。
記念の写真を撮って下山することにしました。
〔二ツ森山山頂 発=10:35〕
福岡登山口
山頂から15分で登山口まで戻ってきました。
二ツ森山往復の歩行時間だけでいえば登り25分、下り15分、合計40分です。 予定した切越峠からのコースを登れなかったのが残念なことでした。
〔福岡登山口 着=10:50〕
二ツ森山からは笠置山のほかはすっきりとした眺望は得られませんでした。
秋冬のよく晴れた日であれば素晴らしい眺望の山だと思いますが、晴天とはいえ梅雨時 なのでやむをえないことでしょう。
それはともかく岐阜県道70号線が工事で通れなかったのは予想外のことでした。 そのため切越峠からのコースを選択することができず福岡登山口からの短時間の往復になり 何とも消化不良の山行きとなってしまいました。
二ツ森山林道の通行止めゲートを開けて通してくれた工事のおじさんから、帰りはこちらに戻ってきては いけないよ、といわれていました。 そのため遠回りになりますが林道を南西へ走り蛭川から恵那へ回るコースで帰ってきました。
◆所在地:岐阜県中津川市
◆山行日:2012年 7月10日(火)
◆メンバー:単独
〔登山コース〕
福岡駐車場・登山口―(10分)→氷餅の池―(5分)→東森山分岐―(10分)→二ツ森山山頂(休憩35分) ―(10分)→東森山分岐―(5分)→東森山展望台(休憩20分)―(5分)→東森山分岐 ―(10分)→二ツ森山山頂(休憩10分)―(5分)→東森山分岐―(10分)→福岡駐車場・登山口〔所要時間〕
2時間15分(歩行時間=1時間10分、休憩=1時間05分)
東森山分岐から再度二ツ森山山頂を往復しています。 したがって、登山口から二ツ森山と東森山の実質往復所要時間は次の通りです。
1時間50分(歩行時間=55分、休憩=55分)
予想もしなかった 道路工事に引っかかり、予定していた登山口に行きつくことができなかったのです。
梅雨の晴れ間のまずまずの好天のもと中津川ICを降りて快調に車を走らせたのは よかったのですが、登山口に通じる岐阜県道70号線が工事で通行止めでした。 路肩に車を止めて思案していたところ4WD車が工事中の道路へ入って行ったので私もついて行きました。 しかし数百メートル進んだところで4WD車が止まり運転手が降りてきました。 工事関係者だったようで、路肩に駐車するのもだめ。この先は通れないから帰れというのです。 切越峠の登山口まであと少しなので何とかならないかと頼みましたがだめでした。 見ると確かに舗装の下に敷く砕石が道路上に山積みされていました。
交渉の結果特別に二ツ森山林道の通行止めゲートを開けてくれることになったのです。 ということで予定外の福岡登山口から二ツ森山へ登ることになってしまったということです。
双耳峰の二ツ森山
特徴ある双耳峰で、西森山と東森山の2つからなる山ということで二ツ森山というのでしょう。 向かって左が本峰の西森山で右が東森山です。
県道70号線の切越峠から尾根道を登る予定でしたが、このあと思いもよらない県道の工事通行止め に引っかかってしまいました。
福岡登山口駐車場
休憩所や水場もある登山口ですが、ここはすでに7合目に当たるところです。ごく短時間で 山頂まで登れてしまうのが残念なことです。
福岡登山口
わきにある水場で冷たい水を1杯飲ませてもらって出発しました。
〔福岡登山口 発=8:35〕
丸太階段の登山道
この階段がしばらく続くが、かえって歩きにくいものです。
氷餅の池(こおりもちのいけ)
説明書きによると、江戸時代の1723年に殿様の命で高峯山にあった氷餅屋を二ツ森山に移す ことになり、山をかけめぐり欠かせない池水として探し当てたのがこの池だそうです。 落葉に埋もれて池は浅くなっているものの当時をしのぶ遺構だそうです。
氷餅というのは、ついた餅を寒中にさらして凍らせ、それを乾燥して粉末にしたもの。 兵糧として備蓄したそうです。
〔氷餅の池=8:45〕
東森山分岐
ここを左に行くと東森山の山頂ですが、先に右への道をとり二ツ森山の本峰である西森山へ 行くことにしました。
〔東森山分岐=8:50〕
木の根がむき出しの登山道
新緑がきれいです。
山頂休憩舎
10分ほどで8角形の山頂休憩舎が現れました。
二ツ森山山頂
案内書にも写真が載っているように山頂は大きな岩でした。
〔二ツ森山山頂 着=9:00〕
大岩に埋め込まれた三角点
乗られても蹴られてもびくともしない作りです。
笠置山(1128m)を望む
あいにく霞がかかっていますが右手には笠置山が見えます。
中央道などから見ると台形に見えますが、ここからは傘の形に見えるのです。
中津川方面の眺望
その2つの山の間の奥の方に見えるはずの恵那山は残念ながら雲の中でした。
福岡小生徒の登頂記念板
野外学習でしょうか地元福岡小学校の生徒が登ってきているようです。 二ツ森山登頂の記念に生徒の名前が書かれた板が取りつけられていました。
休憩舎の東側が開けているのですが、残念ながら雲のため中央アルプスや御嶽山の姿を 見ることができませんでした。
さて、東森山の方へ行ってみることにします。
〔二ツ森山山頂 発=9:35〕
東森山の展望休憩舎
東森山山頂下にはモダンな感じの展望休憩舎がありました。 ここからの眺望もよさそうです。
〔東森山展望休憩舎 着=9:50〕
雲に隠された中央アルプス
左の山の奥にあるはずの御嶽山は全く見えません。
写真中央から右の方にかけて南アルプスや 中央アルプスの山々が並んでいるはずですがそれらもぼんやりとしか見えず残念なことでした。
〔東森山展望休憩舎 発=10:10〕
二ツ森山山頂下の祠
二ツ森山の山頂下に小さな祠を見つけました。といっても完全に老朽化して壊れているのです。 屋根の形をしたものがあり、願いごとを書いた絵馬がたくさん飾ってあるので祠だと わかる感じです。
真新しい絵馬には 『きびきび行動して低学年のお手本になりたい。』 などと書かれています。
登ってきた小学5年生たちが納めたものだと思います。
〔二ツ森山山頂 着=10:25〕
二ツ森山山頂にて
遠くは雲がかかっていて眺望の状況は先ほどと変わりません。
記念の写真を撮って下山することにしました。
〔二ツ森山山頂 発=10:35〕
福岡登山口
二ツ森山往復の歩行時間だけでいえば登り25分、下り15分、合計40分です。 予定した切越峠からのコースを登れなかったのが残念なことでした。
〔福岡登山口 着=10:50〕
二ツ森山からは笠置山のほかはすっきりとした眺望は得られませんでした。
秋冬のよく晴れた日であれば素晴らしい眺望の山だと思いますが、晴天とはいえ梅雨時 なのでやむをえないことでしょう。
それはともかく岐阜県道70号線が工事で通れなかったのは予想外のことでした。 そのため切越峠からのコースを選択することができず福岡登山口からの短時間の往復になり 何とも消化不良の山行きとなってしまいました。
二ツ森山林道の通行止めゲートを開けて通してくれた工事のおじさんから、帰りはこちらに戻ってきては いけないよ、といわれていました。 そのため遠回りになりますが林道を南西へ走り蛭川から恵那へ回るコースで帰ってきました。
by motajii
| 2012-07-10 16:47
| 登山
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