2012年 05月 30日
小秀山 |
◆小秀山(こひでやま):1,982m 他の山の山行記リストはこちら
◆所在地:岐阜県中津川市・長野県王滝村
◆山行日:2012年 5月30日(水)
◆メンバー:単独
〔登山コース〕
5月下旬に友人と静岡の蕎麦粒山と高塚山へシロヤシオの花を見に行く予定をしていたのですが 都合で延期になってしまいました。 その代わりに登りたい山のリストに入れていた小秀山へ行くことにしたのです。
小秀山は岐阜県中津川市加子母(かしも)と長野県王滝村の境にあり二百名山の一つでもあります。
それに御嶽山に近いことから御嶽山がでっかく見える山だと聞いて興味が募りました。
今年は5月の末になっても寒気がやってくるという不順な天気の日がありますが、その寒気が 東へ去るのを待って出かけました。
さて、でっかい御嶽山を見ることができるでしょうか・・・。
乙女渓谷キャンプ場駐車場
国道257号線から 《乙女渓谷へ》 という案内標識に導かれて走っていくと 乙女渓谷キャンプ場入口の手前に広い駐車場がありました。
駐車場には2台の車が止めてあります。私が着いたのが7時ころでしたが、すでに登って 行った人たちがいるようです。
身支度をして出発します。向こうに見える管理棟のところが登山口のようです。
〔乙女渓谷キャンプ場駐車場 発=7:15〕
二の谷登山口
管理棟の手前を右に入ったところが二の谷ルートの登山口で、加子母川に架かる橋をわたっていく ことになります。
この橋の左手川沿い一帯にキャンプ場のバンガローが立ち並んでいました。
木道の遊歩登山道
二の谷ルートは若葉が萌える渓谷沿いの道を行きます。そのほとんどは桟道が設置されている いい道です。登山道というより乙女渓谷の遊歩道なのでしょう。
ただ、今朝方まで降っていた雨で木の桟道が濡れていて滑りやすいので慎重に歩を進めなければ なりませんでした。
ねじれ滝
乙女渕、碧水湖、屏風岩を過ぎ、長い階段を昇ると左側に 《ねじれ滝》 が見えました。
上の方がねじれた、わかりやすい名前の滝です。
〔ねじれ滝=7:30〕
和合ノ滝
さらに桟道は続き、ねじれ滝から5分ほど行ったところに 《和合の滝》 というのがありました。
ザワザワという沢音を聞きながら、変化に富んだ渓谷をここまで20分で登ってきました。
〔和合の滝=7:35〕
エボシ岩
登山口から約1.1kmのところまでくると案内標識があり、「振り返って見上げると岩の上に天狗さんが います」 と書かれていました。確かに岩はありましたが天狗は認められませんでした。
そのあとも桟道は続きが、このあたりから山道らしいところが増えてきます。
避難小屋を過ぎさらに渓谷を遡ると 《エボシ岩》 が見えました。確かに烏帽子といえる岩だと 思います。
〔エボシ岩=8:10〕
夫婦滝
エボシ岩から少し行くと、旧夫婦滝展望地というところがあり、前方の遠くの山から左右に2筋の 滝が流れ落ちるのが見えました。
そしてさらに歩を進めて滝音が大きくなってきたなと思ったところで 《夫婦滝》 に出ました。 落差80mくらいあるというこの滝は男滝です。
乙女渓谷一の滝で、レースのカーテンのような感じもします。
〔夫婦滝 着=8:25〕
夫婦滝からの登り
夫婦滝まで1時間10分で登ってきましたので少し休憩していると男女6人のメンバーがやってきました。
彼らもここで休憩するというので私は出発することにしました。
案内標識に 《ここから先は軽装不可》 と書かれているように、急斜面に岩がゴロゴロする本格的登山道に 変わります。
〔夫婦滝 発=8:35〕
子滝
きつい斜面を80mくらい登ったことになるのでしょう、右に回り込むと先ほどの夫婦滝の 上部に出ます。
そのすぐ上にもまた滝がありました。 《子滝》 だそうです。
〔子滝=8:50〕
孫滝
子滝からさらに10分ほど登ると 《孫滝》 に出会います。
どうやら夫婦滝の上に子滝、さらにその上流に孫滝が位置するようで、親子から孫まで3代続く 滝ということになります。
この先も岩や木の根がむき出しになった道を登り、鎧岩から第一展望台、第二展望台 を過ぎます。
この展望台からの眺望はそれほどではありませんでした。
〔孫滝=9:00〕
カモシカ渡りの岩場(最上部)
地図で見ると、夫婦滝から標高差で約300mの登りの等高線がひときわ密になっています。
その地図から推算してみると500m行って300m上がる、すなわち山自体の傾斜角は tanθ≒30度ということになります。
その最後の登りが 《カモシカ渡りの岩場》 といわれるところで垂直に近い約7~8mの壁です。
木の根や岩に手がかり足がかりがあるので問題なく登れるのですが標識の矢印が上を示している のがにくいと思います。
〔カモシカ渡りの岩場=9:50〕
三の谷分岐
カモシカ渡りを過ぎてからも狭い尾根の岩場をよじ登りながら進みます。 そして右前方の樹間にカブト岩が見えてくるようになると少し勾配が緩んできます。
カモシカ渡りから約25分でようやく 《三の谷道分岐》 に出ました。
分岐のすぐ上にある 《休憩適地③》 というところで2回目の休憩をとることにしました。
〔三の谷分岐 着=10:15〕
〔三の谷分岐 発=10:20〕
カブト岩
休憩で英気を養ったもののカブト岩まで25分かかりました。
このピークへは左からの岩場をよじ登ることになります。
案内標識には 《(直進)岩場コース (右)断崖横断コース どちらのルートも最大の危険 箇所にて慎重に》 と書かれています。ただ、現在は右ルートは通行禁止になっていました。
〔カブト岩=10:45〕
第二高原
カブト岩に登りきれば比較的緩やかな稜線の道になります。
ササの道、林の中の道を進み第一高原を過ぎ、第二高原までくると山頂まではあと 1.32km と標識に書いてありました。
〔第二高原=11:05〕
第三高原から小秀山山頂を望む
稜線の道は溶けた雪のせいかあるいは今朝までの雨のせいかぬかるんでいるところがあります。 スパッツを付けてきてよかったと思います。
その道をさらに25分歩いて第三高原へ。
ここまで来ると避難小屋のある小秀山の山頂部が正面に見えます。
ようやく先が見えてきました。あと0.5kmです。
〔第三高原=11:30〕
小秀山山頂
二の谷登山口から約6kmの長い道のりでしたがようやく小秀山の山頂に立ちました。 ここまで4時間35分。古稀を過ぎたジジイではこんなものでしょう。
山頂には3人の先客がいて昼食をとっていました。私と同年輩か若干若い人たちでしょうか。 6時半ころに出発してきたそうです。
〔小秀山山頂 着=11:50〕
御嶽山方面の眺望
さて、でっかく見えることを期待してきた御嶽山ですが、残念ながら山頂部が雲に隠れていました。
それでも、先客の人たちに聞くと、彼らが着いた時よりも見えるようになってきたのだとのことでした。
通ってきた稜線
山頂から振り返ると通ってきた第一高原などの稜線が見えていました。
山頂にはここから見える山の案内板があります。それによると晴れていれば中央アルプス、白山、 北アルプスまで見えるようですがこの天気では無理というものです。 天気予報では晴れだといっていたのに、ただただ残念です。
山頂の避難小屋『秀峰舎』
そうこうするうちに夫婦滝で会った人たちが到着し狭い山頂がにぎやかになりました。
時間的には昼になっていたので避難小屋まで行って昼食タイムとします。
この避難小屋はドアを開けると木の香りがします。バイオトイレもある新しい小屋でした。
山頂のにぎわい
下山前にもう一度山頂に立ち寄るとさらに人が増えていました。
みんな御嶽山の方を見ています。しかし、御嶽山の眺望は相変わらずです。待っていても眺望は回復 しそうもないので下山することにしました。
〔小秀山山頂 発=12:40〕
カブト岩からの眺望
三の谷分岐までは来た道を戻ります。
第三・第二・第一高原と、この稜線の道沿いにはショウジョウバカマのピンク色の花がたくさん 咲いていました。
カブト岩まで戻って小休憩としました。
この岩の上からの眺望はよく、晴れていれば抜群でしょう。振り返れば小秀山の山頂は見えるものの その奥の御嶽山は雲の中でした。
〔カブト岩 着=13:30〕
〔カブト岩 発=13:35〕
三の谷分岐
三の谷分岐まで戻ってきてコーヒータイムとすることにしました。
せっかくお湯もコーヒーも持ってきていましたし、長~い三の谷を一気に駆け下りるのを前に コーヒーを飲んでリラックスしようということです。
〔三の谷分岐 着=13:55〕
〔三の谷分岐 発=14:00〕
鶏岩の眺望
ほとんど眺望がないという三の谷にあって唯一の景観はこの 《鶏岩》 ということになります。
鶏岩は鶏の形をした岩ということではないようです。
ネットで調べたところ、加子母の歴史と伝承によれば、 「戦国時代、威徳寺が戦乱にあい、僧兵らが寺の軍用金と金の鶏を函岳(小秀山の別名)の頂上に埋め、 立ち木を焼き払い誰も登れないようにした。 明治の初め杣たちが近くで泊まっていたところ、鳥の美しい鳴き声が岩山の頂上から聞こえてくるので 鶏岩と呼ぶようになった」とのことです。
〔鶏岩の眺望地=14:10〕
山の神
途中で山頂で一緒になった男性3人を追い抜いてきましたが、三の谷の下山道は実に長い道のりでした。
オオカメノキの白い花とツツジの淡いピンクの花がたくさん咲いていたところもありました。 しかし、大半はヒノキの人工林の中でした。
ここ山の神まで下ってきてようやく里に近付いたことになります。
三の谷登山口・林道出合
やっとのことで三の谷の登山口まで下りてきました。
三の谷分岐から約3.6kmの下りでした。
この登山口近くに注意看板が立っていて ――
《熊に注意 熊へ.人間に気を付けて!》
と書かれていて笑ってしまいました。
〔三の谷登山口・林道出合=15:20〕
乙女渓谷キャンプ場駐車場
三の谷登山口から駐車場まで2kmの道を戻ってきました。
結局、小秀山山頂から約8kmの下山道を3時間05分で下りてきたことになります。
今朝は3台しかなかった車が10台くらい止められていました。 なかなか人気のある山で、平日とはいえかなりたくさんの人が登ったようです。
〔乙女渓谷キャンプ場駐車場 着=15:45〕
この日は天気予報が外れた形で、期待した「でっかい御嶽山」の姿を見ることができませんでした。
その点は残念といわざるをえません。
しかし、新緑の渓谷や夫婦滝をはじめたくさんの滝を見ることができ、ハードな山を味わわせて もらったので良しということにしたいと思います。
小秀山は上りが6km、下りが8kmの合計14kmあり、しかも急傾斜のため私のような年配者には なかなかきつい山でした。結果、山頂での昼食休憩を除いて、上り4時間35分、下り3時間05分、 合計7時間40分もかかってしまいました。
それでも木の根や岩の角をつかんでよじ登るカモシカ渡りやカブト岩などがあるおもしろい山でした。
天気のいい日にもう一度登るかどうかといわれると考えてしまいますが、夫婦岩までの渓谷散策 なら気軽に楽しむことができそうです。
◆所在地:岐阜県中津川市・長野県王滝村
◆山行日:2012年 5月30日(水)
◆メンバー:単独
〔登山コース〕
乙女渓谷キャンプ場駐車・二の谷登山口―(20分)→和合の滝―(35分)→烏帽子岩―(15分)→ 夫婦滝(休憩10分)―(15分)→子滝―(25分)→鎧岩―(35分)→カモシカ渡りの岩場―(25分) →三の谷分岐(休憩5分)―(25分)→カブト岩―(20分)→第二高原―(45分)→ 小秀山山頂(休憩50分)―(30分)→第二高原―(20分)→カブト岩(休憩5分)―(20分)→ 三の谷分岐(休憩5分)―(10分)→鶏岩展望地―(70分)→林道出合・三の谷登山口―(25分) 乙女渓谷キャンプ場駐車場〔所要時間〕
8時間30分(歩行時間=7時間15分、休憩=1時間15分)
小秀山は岐阜県中津川市加子母(かしも)と長野県王滝村の境にあり二百名山の一つでもあります。
それに御嶽山に近いことから御嶽山がでっかく見える山だと聞いて興味が募りました。
今年は5月の末になっても寒気がやってくるという不順な天気の日がありますが、その寒気が 東へ去るのを待って出かけました。
さて、でっかい御嶽山を見ることができるでしょうか・・・。
乙女渓谷キャンプ場駐車場
駐車場には2台の車が止めてあります。私が着いたのが7時ころでしたが、すでに登って 行った人たちがいるようです。
身支度をして出発します。向こうに見える管理棟のところが登山口のようです。
〔乙女渓谷キャンプ場駐車場 発=7:15〕
二の谷登山口
この橋の左手川沿い一帯にキャンプ場のバンガローが立ち並んでいました。
木道の遊歩登山道
ただ、今朝方まで降っていた雨で木の桟道が濡れていて滑りやすいので慎重に歩を進めなければ なりませんでした。
ねじれ滝
上の方がねじれた、わかりやすい名前の滝です。
〔ねじれ滝=7:30〕
和合ノ滝
ザワザワという沢音を聞きながら、変化に富んだ渓谷をここまで20分で登ってきました。
〔和合の滝=7:35〕
エボシ岩
そのあとも桟道は続きが、このあたりから山道らしいところが増えてきます。
避難小屋を過ぎさらに渓谷を遡ると 《エボシ岩》 が見えました。確かに烏帽子といえる岩だと 思います。
〔エボシ岩=8:10〕
夫婦滝
そしてさらに歩を進めて滝音が大きくなってきたなと思ったところで 《夫婦滝》 に出ました。 落差80mくらいあるというこの滝は男滝です。
乙女渓谷一の滝で、レースのカーテンのような感じもします。
〔夫婦滝 着=8:25〕
夫婦滝からの登り
彼らもここで休憩するというので私は出発することにしました。
案内標識に 《ここから先は軽装不可》 と書かれているように、急斜面に岩がゴロゴロする本格的登山道に 変わります。
〔夫婦滝 発=8:35〕
子滝
そのすぐ上にもまた滝がありました。 《子滝》 だそうです。
〔子滝=8:50〕
孫滝
どうやら夫婦滝の上に子滝、さらにその上流に孫滝が位置するようで、親子から孫まで3代続く 滝ということになります。
この先も岩や木の根がむき出しになった道を登り、鎧岩から第一展望台、第二展望台 を過ぎます。
この展望台からの眺望はそれほどではありませんでした。
〔孫滝=9:00〕
カモシカ渡りの岩場(最上部)
その地図から推算してみると500m行って300m上がる、すなわち山自体の傾斜角は tanθ≒30度ということになります。
その最後の登りが 《カモシカ渡りの岩場》 といわれるところで垂直に近い約7~8mの壁です。
木の根や岩に手がかり足がかりがあるので問題なく登れるのですが標識の矢印が上を示している のがにくいと思います。
〔カモシカ渡りの岩場=9:50〕
三の谷分岐
カモシカ渡りから約25分でようやく 《三の谷道分岐》 に出ました。
分岐のすぐ上にある 《休憩適地③》 というところで2回目の休憩をとることにしました。
〔三の谷分岐 着=10:15〕
〔三の谷分岐 発=10:20〕
カブト岩
このピークへは左からの岩場をよじ登ることになります。
案内標識には 《(直進)岩場コース (右)断崖横断コース どちらのルートも最大の危険 箇所にて慎重に》 と書かれています。ただ、現在は右ルートは通行禁止になっていました。
〔カブト岩=10:45〕
第二高原
ササの道、林の中の道を進み第一高原を過ぎ、第二高原までくると山頂まではあと 1.32km と標識に書いてありました。
〔第二高原=11:05〕
第三高原から小秀山山頂を望む
その道をさらに25分歩いて第三高原へ。
ここまで来ると避難小屋のある小秀山の山頂部が正面に見えます。
ようやく先が見えてきました。あと0.5kmです。
〔第三高原=11:30〕
小秀山山頂
山頂には3人の先客がいて昼食をとっていました。私と同年輩か若干若い人たちでしょうか。 6時半ころに出発してきたそうです。
〔小秀山山頂 着=11:50〕
御嶽山方面の眺望
それでも、先客の人たちに聞くと、彼らが着いた時よりも見えるようになってきたのだとのことでした。
通ってきた稜線
山頂にはここから見える山の案内板があります。それによると晴れていれば中央アルプス、白山、 北アルプスまで見えるようですがこの天気では無理というものです。 天気予報では晴れだといっていたのに、ただただ残念です。
山頂の避難小屋『秀峰舎』
時間的には昼になっていたので避難小屋まで行って昼食タイムとします。
この避難小屋はドアを開けると木の香りがします。バイオトイレもある新しい小屋でした。
山頂のにぎわい
みんな御嶽山の方を見ています。しかし、御嶽山の眺望は相変わらずです。待っていても眺望は回復 しそうもないので下山することにしました。
〔小秀山山頂 発=12:40〕
カブト岩からの眺望
第三・第二・第一高原と、この稜線の道沿いにはショウジョウバカマのピンク色の花がたくさん 咲いていました。
カブト岩まで戻って小休憩としました。
この岩の上からの眺望はよく、晴れていれば抜群でしょう。振り返れば小秀山の山頂は見えるものの その奥の御嶽山は雲の中でした。
〔カブト岩 着=13:30〕
〔カブト岩 発=13:35〕
三の谷分岐
せっかくお湯もコーヒーも持ってきていましたし、長~い三の谷を一気に駆け下りるのを前に コーヒーを飲んでリラックスしようということです。
〔三の谷分岐 着=13:55〕
〔三の谷分岐 発=14:00〕
鶏岩の眺望
鶏岩は鶏の形をした岩ということではないようです。
ネットで調べたところ、加子母の歴史と伝承によれば、 「戦国時代、威徳寺が戦乱にあい、僧兵らが寺の軍用金と金の鶏を函岳(小秀山の別名)の頂上に埋め、 立ち木を焼き払い誰も登れないようにした。 明治の初め杣たちが近くで泊まっていたところ、鳥の美しい鳴き声が岩山の頂上から聞こえてくるので 鶏岩と呼ぶようになった」とのことです。
〔鶏岩の眺望地=14:10〕
山の神
オオカメノキの白い花とツツジの淡いピンクの花がたくさん咲いていたところもありました。 しかし、大半はヒノキの人工林の中でした。
ここ山の神まで下ってきてようやく里に近付いたことになります。
三の谷登山口・林道出合
三の谷分岐から約3.6kmの下りでした。
この登山口近くに注意看板が立っていて ――
《熊に注意 熊へ.人間に気を付けて!》
と書かれていて笑ってしまいました。
〔三の谷登山口・林道出合=15:20〕
乙女渓谷キャンプ場駐車場
結局、小秀山山頂から約8kmの下山道を3時間05分で下りてきたことになります。
今朝は3台しかなかった車が10台くらい止められていました。 なかなか人気のある山で、平日とはいえかなりたくさんの人が登ったようです。
〔乙女渓谷キャンプ場駐車場 着=15:45〕
この日は天気予報が外れた形で、期待した「でっかい御嶽山」の姿を見ることができませんでした。
その点は残念といわざるをえません。
しかし、新緑の渓谷や夫婦滝をはじめたくさんの滝を見ることができ、ハードな山を味わわせて もらったので良しということにしたいと思います。
小秀山は上りが6km、下りが8kmの合計14kmあり、しかも急傾斜のため私のような年配者には なかなかきつい山でした。結果、山頂での昼食休憩を除いて、上り4時間35分、下り3時間05分、 合計7時間40分もかかってしまいました。
それでも木の根や岩の角をつかんでよじ登るカモシカ渡りやカブト岩などがあるおもしろい山でした。
天気のいい日にもう一度登るかどうかといわれると考えてしまいますが、夫婦岩までの渓谷散策 なら気軽に楽しむことができそうです。
by motajii
| 2012-05-30 09:50
| 登山
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