2011年 05月 06日
御池岳・鈴北岳・鈴ヶ岳 |
御池岳(おいけだけ)1,247m 他の山の山行記リストはこちら
鈴北岳(すずきただけ):1,182m
鈴ヶ岳(すずがたけ):1,130m
◆所在地:三重県いなべ市、滋賀県東近江市・多賀町
◆山行日:2011年5月6日(金)
◆メンバー:キクチさん & Mota
〔登山コース〕
鈴北岳(すずきただけ):1,182m
鈴ヶ岳(すずがたけ):1,130m
◆所在地:三重県いなべ市、滋賀県東近江市・多賀町
◆山行日:2011年5月6日(金)
◆メンバー:キクチさん & Mota
〔登山コース〕
鞍掛トンネル東口駐車場―(15分)→コグルミ谷登山口―(65分)→天ヶ平(休憩5分)―(30分)→ 御池岳・鈴北岳分岐―(30分)→御池岳(休憩10分)―(20分)→ボタンブチ―(15分)→ ボタンブチ・御池岳分岐―(20分)→御池岳・鈴北岳分岐―(35分)→元池・鈴北岳分岐―(5分)→ 元池―(10分)→鈴北岳(昼食休憩40分)―(20分)→ヒルコバ―(15分)→鈴ヶ岳(休憩5分)― (40分)→鈴北岳―(45分)→鞍掛峠―(15分)→鞍掛トンネル東口駐車場〔所要時間〕 7時間20分(歩行時間=6時間20分、昼食休憩等=1時間00分)
今回の山行は欲張って3山、御池岳・鈴北岳・鈴ヶ岳周回を計画しました。
その中で御池岳は田中澄江の花の百名山にも選ばれている山です。 先日すぐ北側にある三国岳に登りましたがまだ花が少ない状態でした。 あれから2週間が過ぎたのでそろそろカタクリなどに巡り合えるのではないかと考えたわけです。
今回は友人のキクチさんと2人です。メールでやりとりをして日程の調整ができたので 一緒に行くことになりました。
キクチさんと一緒に登るのは1年半ぶりのことなので会うのを楽しみにして出かけました。
そのキクチさんは昨年名古屋市内に転居したため同じ車で行けません。登山口近くの鞍掛トンネル東の 駐車場で待ち合わせることにしました。
コグルミ谷登山口
鞍掛トンネル東口駐車場はすぐ満杯になってしまう駐車場です。 しかし待ち合わせたのが早朝7時前だったのでまだ十分余裕がありました。
コグルミ谷登山口は国道306号線を南東に約1.2km戻ったところにあり、 入口に『心の山』という石標が設置されていました。
登山口は谷の右岸にありました。
〔鞍掛トンネル東口駐車場 発=7:00〕
〔コグルミ谷登山口=7:15〕
コグルミ谷を登る
コグルミ谷は伏流水の涸沢で石がゴロゴロした谷です。
登山口から入ってじきに左岸に移り、谷に沿った山道を登ります。
途中で鈴北岳へのタテ谷分岐を過ぎ、さらに苔むした岩の間を縫って谷を登りつめます。 ここから山腹を巻くように左へ道が付けられていました。
《登山道の5分ほど先に陥没箇所があります》という注意標識が設置されていました。しかし、実際は 特に危険な個所はなかったように思います。
天ヶ平・白瀬峠分岐
登山口から1時間少しで東の白瀬峠から登って来る道と合流する天ヶ平に着きました。ここで小休憩です。
別名カタクリ峠といわれるところなのでカタクリの花を期待してきました。 しかし葉はあちこちの出ているのですが全くカタクリは咲いていませんでした。つぼみを少し見かける 程度です。
まだ時期が早かったのでしょうか、少し残念な感じでした。
〔天ヶ平 着=8:20~8:25〕
御池岳・鈴北岳分岐
天ヶ平は6合目ですから御池岳はまだまだ先です。
でも天ヶ平からは歩きやすい道に変わり小さな花があちこちに咲き、コバイケイソウの株が 群生して葉を伸ばしているのを見ることができます。
やがて8合目で真ノ谷の源流に出合いしばらく行くと御池岳と鈴北岳への分岐に出ます。 ここを左に折れて沢筋を登っていきます。
コバイケイソウが群生しており、登山道にまだ雪が残っているところもありました。
〔御池岳・鈴北岳分岐=8:55〕
その中で御池岳は田中澄江の花の百名山にも選ばれている山です。 先日すぐ北側にある三国岳に登りましたがまだ花が少ない状態でした。 あれから2週間が過ぎたのでそろそろカタクリなどに巡り合えるのではないかと考えたわけです。
今回は友人のキクチさんと2人です。メールでやりとりをして日程の調整ができたので 一緒に行くことになりました。
キクチさんと一緒に登るのは1年半ぶりのことなので会うのを楽しみにして出かけました。
そのキクチさんは昨年名古屋市内に転居したため同じ車で行けません。登山口近くの鞍掛トンネル東の 駐車場で待ち合わせることにしました。
コグルミ谷登山口
コグルミ谷登山口は国道306号線を南東に約1.2km戻ったところにあり、 入口に『心の山』という石標が設置されていました。
登山口は谷の右岸にありました。
〔鞍掛トンネル東口駐車場 発=7:00〕
〔コグルミ谷登山口=7:15〕
コグルミ谷を登る
登山口から入ってじきに左岸に移り、谷に沿った山道を登ります。
途中で鈴北岳へのタテ谷分岐を過ぎ、さらに苔むした岩の間を縫って谷を登りつめます。 ここから山腹を巻くように左へ道が付けられていました。
《登山道の5分ほど先に陥没箇所があります》という注意標識が設置されていました。しかし、実際は 特に危険な個所はなかったように思います。
天ヶ平・白瀬峠分岐
別名カタクリ峠といわれるところなのでカタクリの花を期待してきました。 しかし葉はあちこちの出ているのですが全くカタクリは咲いていませんでした。つぼみを少し見かける 程度です。
まだ時期が早かったのでしょうか、少し残念な感じでした。
〔天ヶ平 着=8:20~8:25〕
御池岳・鈴北岳分岐
でも天ヶ平からは歩きやすい道に変わり小さな花があちこちに咲き、コバイケイソウの株が 群生して葉を伸ばしているのを見ることができます。
やがて8合目で真ノ谷の源流に出合いしばらく行くと御池岳と鈴北岳への分岐に出ます。 ここを左に折れて沢筋を登っていきます。
コバイケイソウが群生しており、登山道にまだ雪が残っているところもありました。
〔御池岳・鈴北岳分岐=8:55〕
御池岳山頂
分岐から30分ほど登って行くと、「山頂がわからないのですが・・・」と1人の男性。 「では一緒に探しましょう」ということで登っていくとすぐに見つかりました。
雑木林中に岩がゴロゴロする小高くなった所が山頂でした。 あいにくガスっていて眺望はありません。 この状態では他もだめだともいましたが、計画に沿ってボタンブチへ行ってみることにしました。
〔御池岳 着=9:25~9:35〕
ボタンブチ分岐
ボタンブチは御池岳の南東にある眺望のいいところだそうです。
山頂から少し下って東への道をたどり林を抜けて行くとこの《奥の平・ボタンブチ分岐(写真中央部)》 に出ます。
この日は天気予報が変わり、時々薄日は指すものの曇りになってしまいました。 この原っぱはガスが南側から湧くように流れて行くのです。
ボタンブチ
もう少し案内標識が設置されていればいいのですが、ボタンブチへの道はややわかりにくいと思いました。
初めてだったこともあり、ガスに巻かれながらキクチさんと一緒に地図と磁石そして案内書を見たりして 何とかボタンブチを探し当てました。
ボタンブチは南側が切れ落ちて眺望絶佳のところのようです。しかし今日はガスっていて何も見えませんでした。
〔ボタンブチ=9:55〕
ボタンブチ・御池岳分岐
ボタンブチは早々に引き揚げて鈴北岳へ向かいます。
御池岳山頂を経由で行く道もあるようですが、われわれはここ《ボタンブチ・御池岳分岐》から 一旦《真ノ谷・御池岳分岐》へ戻ることにしました。
〔ボタンブチ・御池岳分岐=10:10〕
〔御池岳・鈴北岳分岐=9:30〕
真ノ池
真ノ谷・御池岳分岐から堀割のような道を西へ向かい、真ノ谷の涸沢を登りつめて幸助の池などがある ドリーネ状の草原を歩きます。 この道は自然のプロムナードを歩くような気持ちのいい道でした。
この池が真ノ池です。まだ冬枯れの中に静かにたたずむ池ですが、草萌えるころはまた違った 景観を見せることでしょう。
〔真ノ池=11:00〕
元池・鈴北岳分岐
やがて広々とした草原、苔の原に出て遠回りするような道を歩くと《真ノ谷・元池・鈴北岳分岐》 がありました。
このあたり一帯も自然が創作した《日本庭園》と称されるところです。
先に元池まで行ってくることにしました。
〔元池・鈴北岳分岐=11:05〕
元池
元池は、幸助の池や真ノ池よりも少し大きい池でした。
池の西側に立てば湖面に御池岳の姿を映す池のようですが、この時、御池岳は ガスではっきり見えていませんでした。
〔元池=11:10〕
日本庭園 分岐に戻り鈴北岳に向かう途中からみた風景です。
カレンフェルトやドリーネが点在し、草と苔の台地が広がる光景。日本庭園といわれるようになったのも、 なるほどとうなずけます。
いかに京都の名庭といえども、緻密さはともかくこの圧倒的なスケールは日本庭園に軍配が上がる のではないでしょうか。
鈴北岳
さて目指すは鈴北岳です。
鈴北岳という山ではあるものの広大なカルスト台地の中の一つのピークにしかすぎません。 とがった山ではなく写真のようになだらかな曲線を描く丘みたいなものでした。
〔鈴北岳 着=11:20〕
鈴北岳山頂から振り返る御池岳
この時間になってようやく御池岳が見えてきました。
先ほど登ってきた御池岳もこうしてみるとなだらかな形状の山です。
御池岳、鈴北岳はほかの山から眺めると南東に位置する御池岳と北西にある鈴北岳が一体となった 大きな山塊に見えるのです。
南風が当たるとやや寒い感じがするので、鈴北岳の北斜面で昼食タイムにすることにしました。
鈴北岳から見た鈴ヶ岳
昼食後、今日3つ目の山・鈴ヶ岳へ向かうことにします。
鈴ヶ岳も御池岳、鈴北岳に連なる山ですが1つだけ離れて独立しているような感じの山でもあります。
鈴北岳から見ると目と鼻の先のようでもあり、片道1時間はかからないだろうと予想して出発しました。
〔鈴北岳 発=12:00〕
福寿草
鈴北岳から西へ下っていくとそこは福寿草の大群生地でした。
山腹いっぱいに黄色い花が点在して咲いているのです。最盛期には壮観だったろうと思われますが 今は葉が大きく成長し、花は小ぶりとなって、丸っこい実をたくさんつけていました。
ヒトリシズカ
このあたりには福寿草のほかにも花があちこちに咲いていました。
ミヤマカタバミ、ヤマネコノメソウ、そしてこのヒトリシズカです。 繊細なつくりの花で、確かに花はひと株に一つだけ付けていますが、このように集まって咲いているので 名前と雰囲気が違う感じもします。
鈴ヶ岳
鈴ヶ岳へは大下りして登り返さなければなりません。
前方に大きな山が異様な姿を見せました。
鈴鹿の山であり鈴北岳というのもあるので鈴ヶ岳と名づけられたもかもしれませんが、 この山の姿は巨大な鈴のようにも見えます。
鈴ヶ岳山頂
鞍部のヒルコバというところからアルバイトを強いられました。
かなり長い時間歩いてきたし、急坂をゆっくり登ります。鈴ヶ岳に登るのはいいとして もう一度ヒルコバまで下って鈴北岳に登らなければならないのでこの先も大変です。 鈴ヶ岳の山頂は御池岳の山頂にやや似ている感じです。 振り返るとまだ芽吹きが始まったばかりの木々の向こうに鈴北岳が見えていました。
〔鈴ヶ岳 着=12:35~12:40〕
鈴北岳から鞍掛峠への稜線を下る
鈴ヶ岳から鈴北岳へは来た道を戻ります。
朝よりも雲がとれて見通しがよくなってきたものの期待したほどの眺望は得られません。
鈴北岳からは歩きやすい稜線を鞍掛峠まで下ることになります。 正面には2週間前に登った三国岳や焼尾山、そして烏帽子岳が見えます。霊仙山は雲がかかっていましたが 下っていく間にその姿が見えるようになりました。
〔鈴北岳=13:20〕
カタクリ
雑木林の中に入ったところでカタクリの花を見つけました。山道の左右をよく見ると 小さいながらカタクリの花があちこちに咲いているのです。
思わず足を止めて花にカメラを向けます。
御池岳への天ヶ平、カタクリ峠では全くといっていいくらい咲いていませんでしたが 鞍掛峠への県境尾根はカタクリの宝庫です。
ミヤマカタバミ
カタクリのほかにもいろいろな花が咲いていました。
小さくてかわいいこの花はミヤマカタバミです。
この花も道沿いのそこかしこにたくさん白い花をつけていました。 ここにもあった、あそこにもあった、とカタクリなどの花を探しながら下るのは、足元がおろそかになって 危険かもしれません。
鞍掛峠
大きな送電線鉄塔の下をくぐり鞍掛峠に着きます。
ここは先日も通った峠で、今日は前回とは反対に南側からこの峠へ下ってきたことになります。
〔鞍掛峠=14:05〕
鞍掛トンネル東口の登山届ボックス
鞍掛トンネル東口の登山口駐車場までは先日と同じ道を下りました。
この山道は急な山の斜面に付けられた狭い道なので気をつけないとずり落ちそうなところもあります。 それでもこの2週間の間に山砂利が敷かれたようで、先回よりは歩きやすくなっていました。
そして鞍掛道入口には新しい登山届のボックスが設置されていました。登山者にとってはありがたいことです。
ということで2人、無事に3山を登って帰ってくることができました。
〔鞍掛トンネル東口駐車場 着=14:20〕
今年は雪が多かったこともあり山の春はいつもの年より遅れたようです。
御池岳ではカタクリの花が見られずがっかりさせられましたが、鈴北岳から鞍掛峠への県境尾根で たくさん見ることができて良かったと思います。
歳をとるにつれ年々山歩きがきつくなりますが、今回は少し欲張って3山を歩いてきました。
昼食休憩等1時間を含めて合計タイムは7時間20分でした。したがって歩行時間は6時間20分 かかったわけでコースタイムよりも若干遅かったようです。 この日は朝が早く余裕があったこともあり、しょっちゅう立ち止まって風景や花の写真を撮ったり、 キクチさんと話をしながらゆっくり歩いてきたのです。おかげさまでそれほど疲れることもなく、 日本庭園の景観を満喫できましたし、これからの山歩きはゆっくり楽しむ歩き方の方がいいように 思いました。
今回は天気が今一つでしたが、久しぶりにキクチさんと一緒に山歩きができ、充実した楽しい山行 きとなりました。
雑木林中に岩がゴロゴロする小高くなった所が山頂でした。 あいにくガスっていて眺望はありません。 この状態では他もだめだともいましたが、計画に沿ってボタンブチへ行ってみることにしました。
〔御池岳 着=9:25~9:35〕
ボタンブチ分岐
山頂から少し下って東への道をたどり林を抜けて行くとこの《奥の平・ボタンブチ分岐(写真中央部)》 に出ます。
この日は天気予報が変わり、時々薄日は指すものの曇りになってしまいました。 この原っぱはガスが南側から湧くように流れて行くのです。
ボタンブチ
初めてだったこともあり、ガスに巻かれながらキクチさんと一緒に地図と磁石そして案内書を見たりして 何とかボタンブチを探し当てました。
ボタンブチは南側が切れ落ちて眺望絶佳のところのようです。しかし今日はガスっていて何も見えませんでした。
〔ボタンブチ=9:55〕
ボタンブチ・御池岳分岐
御池岳山頂を経由で行く道もあるようですが、われわれはここ《ボタンブチ・御池岳分岐》から 一旦《真ノ谷・御池岳分岐》へ戻ることにしました。
〔ボタンブチ・御池岳分岐=10:10〕
〔御池岳・鈴北岳分岐=9:30〕
真ノ池
この池が真ノ池です。まだ冬枯れの中に静かにたたずむ池ですが、草萌えるころはまた違った 景観を見せることでしょう。
〔真ノ池=11:00〕
元池・鈴北岳分岐
このあたり一帯も自然が創作した《日本庭園》と称されるところです。
先に元池まで行ってくることにしました。
〔元池・鈴北岳分岐=11:05〕
元池
池の西側に立てば湖面に御池岳の姿を映す池のようですが、この時、御池岳は ガスではっきり見えていませんでした。
〔元池=11:10〕
日本庭園
カレンフェルトやドリーネが点在し、草と苔の台地が広がる光景。日本庭園といわれるようになったのも、 なるほどとうなずけます。
いかに京都の名庭といえども、緻密さはともかくこの圧倒的なスケールは日本庭園に軍配が上がる のではないでしょうか。
鈴北岳
鈴北岳という山ではあるものの広大なカルスト台地の中の一つのピークにしかすぎません。 とがった山ではなく写真のようになだらかな曲線を描く丘みたいなものでした。
〔鈴北岳 着=11:20〕
鈴北岳山頂から振り返る御池岳
先ほど登ってきた御池岳もこうしてみるとなだらかな形状の山です。
御池岳、鈴北岳はほかの山から眺めると南東に位置する御池岳と北西にある鈴北岳が一体となった 大きな山塊に見えるのです。
南風が当たるとやや寒い感じがするので、鈴北岳の北斜面で昼食タイムにすることにしました。
鈴北岳から見た鈴ヶ岳
鈴ヶ岳も御池岳、鈴北岳に連なる山ですが1つだけ離れて独立しているような感じの山でもあります。
鈴北岳から見ると目と鼻の先のようでもあり、片道1時間はかからないだろうと予想して出発しました。
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福寿草
山腹いっぱいに黄色い花が点在して咲いているのです。最盛期には壮観だったろうと思われますが 今は葉が大きく成長し、花は小ぶりとなって、丸っこい実をたくさんつけていました。
ヒトリシズカ
ミヤマカタバミ、ヤマネコノメソウ、そしてこのヒトリシズカです。 繊細なつくりの花で、確かに花はひと株に一つだけ付けていますが、このように集まって咲いているので 名前と雰囲気が違う感じもします。
鈴ヶ岳
前方に大きな山が異様な姿を見せました。
鈴鹿の山であり鈴北岳というのもあるので鈴ヶ岳と名づけられたもかもしれませんが、 この山の姿は巨大な鈴のようにも見えます。
鈴ヶ岳山頂
かなり長い時間歩いてきたし、急坂をゆっくり登ります。鈴ヶ岳に登るのはいいとして もう一度ヒルコバまで下って鈴北岳に登らなければならないのでこの先も大変です。 鈴ヶ岳の山頂は御池岳の山頂にやや似ている感じです。 振り返るとまだ芽吹きが始まったばかりの木々の向こうに鈴北岳が見えていました。
〔鈴ヶ岳 着=12:35~12:40〕
鈴北岳から鞍掛峠への稜線を下る
朝よりも雲がとれて見通しがよくなってきたものの期待したほどの眺望は得られません。
鈴北岳からは歩きやすい稜線を鞍掛峠まで下ることになります。 正面には2週間前に登った三国岳や焼尾山、そして烏帽子岳が見えます。霊仙山は雲がかかっていましたが 下っていく間にその姿が見えるようになりました。
〔鈴北岳=13:20〕
カタクリ
思わず足を止めて花にカメラを向けます。
御池岳への天ヶ平、カタクリ峠では全くといっていいくらい咲いていませんでしたが 鞍掛峠への県境尾根はカタクリの宝庫です。
ミヤマカタバミ
小さくてかわいいこの花はミヤマカタバミです。
この花も道沿いのそこかしこにたくさん白い花をつけていました。 ここにもあった、あそこにもあった、とカタクリなどの花を探しながら下るのは、足元がおろそかになって 危険かもしれません。
鞍掛峠
ここは先日も通った峠で、今日は前回とは反対に南側からこの峠へ下ってきたことになります。
〔鞍掛峠=14:05〕
鞍掛トンネル東口の登山届ボックス
この山道は急な山の斜面に付けられた狭い道なので気をつけないとずり落ちそうなところもあります。 それでもこの2週間の間に山砂利が敷かれたようで、先回よりは歩きやすくなっていました。
そして鞍掛道入口には新しい登山届のボックスが設置されていました。登山者にとってはありがたいことです。
ということで2人、無事に3山を登って帰ってくることができました。
〔鞍掛トンネル東口駐車場 着=14:20〕
今年は雪が多かったこともあり山の春はいつもの年より遅れたようです。
御池岳ではカタクリの花が見られずがっかりさせられましたが、鈴北岳から鞍掛峠への県境尾根で たくさん見ることができて良かったと思います。
歳をとるにつれ年々山歩きがきつくなりますが、今回は少し欲張って3山を歩いてきました。
昼食休憩等1時間を含めて合計タイムは7時間20分でした。したがって歩行時間は6時間20分 かかったわけでコースタイムよりも若干遅かったようです。 この日は朝が早く余裕があったこともあり、しょっちゅう立ち止まって風景や花の写真を撮ったり、 キクチさんと話をしながらゆっくり歩いてきたのです。おかげさまでそれほど疲れることもなく、 日本庭園の景観を満喫できましたし、これからの山歩きはゆっくり楽しむ歩き方の方がいいように 思いました。
今回は天気が今一つでしたが、久しぶりにキクチさんと一緒に山歩きができ、充実した楽しい山行 きとなりました。
by motajii
| 2011-05-06 12:55
| 登山
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