2010年 10月 06日
池田山 |
池田山(いけだやま):924m 他の山の山行記リストはこちら
◆所在地:岐阜県揖斐郡池田町
◆山行日:2010年10月 6日(水)
◆メンバー:単独
〔登山コース〕
ようやく猛暑の夏が去って秋の気配が感じられるようになってきました。それでもまだ昼間は暑い日が続いていた10月6日に池田山へ行ってきました。
池田山は伊吹山のすぐ東に位置し、霞間ヶ渓(かまがたに)というサクラの名所から登る山です。昨年のペルー旅行で知り合い、その後も旅の情報交換を続けている大垣市の“旅友”を訪ねる目的もあって池田山へ行くことにしました。
眺望はまずまずの山でしたが、山頂近くにパラグライダー場や池田の森公園というのがあり車で登っていくことができます。そのため舗装道路を歩いたり何度も横切ったりしなければならず、山登りとしてはやや興ざめがする山だったのが残念です。
霞間ヶ渓(かまがたに)
10月4日から14日まで東名高速の集中工事期間です。そこで伊勢湾岸道で湾岸桑名ICまで行き国道258号線を北上して大垣まで行くことにしました。
この選択はよかったようで、渋滞にも合わず家から2時間20分で登山口のある岐阜県池田町の霞間ヶ渓(かまがたに)に着きました。
霞間ヶ渓は春には桜の名所として大勢の花見客が押しかけるそうです。しかしこの時期は静かなものでヒガンバナが咲く田園風景が広がっていました。
霞間ヶ渓登山口
道路をはさんで駐車場の反対側、当然ながら山側が池田山への登山口になっていました。
案内標識があるのですぐわかります。トイレを済ませて出発しました。
〔霞間ヶ渓登山口 発=8:40〕
登山道と案内標識
はじめは植林の中をやや急登する感じですがじきに雑木林の道に変わります。
石がごろごろしていて少し歩きにくい山道です。しかし勾配的にはちょうどよい登りだと思います。眺望がない中を登ると途中に3ヵ所ほど残りの距離・時間を表示した道標がありました。
あずま屋
眺望のない道をひたすら登り1時間20分、あずま屋のある小さな広場に出ました。
そしてここには舗装された林道が通っています。
〔あずま屋=10:00〕
焼石神社
あずま屋からの登山道は舗装された林道をなんども横切りながら登って行きます。
焼石神社とは変わった名前ですが、古く山頂に焼石と呼ばれる神秘な巨岩があり、いつとはなく雨乞いの龍神様として祀られるようになった神社だそうです。
神社前の木の間から池田町の田園風景を見おろすことができます。
〔焼石神社=10:20〕
パラグライダー場からの眺望
時折りパラグライダーが飛んでいるのを見かけました。
焼石神社から舗装道路を少し歩くとそのパラグラーダー場があったので寄り道をすることにしました。
パラグライダー場の前面が切り開かれていて池田町の田園風景を見下ろすことができます。
スカッと晴れていれば御岳山や中央アルプスも遠望できるようですが、風のない上天気がわざわいして遠くの山々の姿は霞んでいて残念でした。
〔パラグライダー場 着=10:30〕
パラグライダー場
数人の人が飛び立つ準備をしていました。しかし、なかなかいい向かい風が来ません。飛び立つところを見たいと思い10分ほど待っていましたがだめのようです。ほとんど風がなく、吹いても追い風なのです。
パラグライダーはあきらめて先を急ぐことにしました。
聞くとこの先売店のある小広場までは舗装道路を歩いた方がいいそうです。
〔パラグライダー場 発=10:40〕
売店のある小広場
ここ売店のある小広場までは舗装された林道とそれに平行する山道を歩きます。
この日は売店は開いていませんでした。お花見のころや連休などにしか営業しないのかもしれません。この小広場の先が展望台のようなところでした。
右手に伊吹山が間近に見えます。そして伊吹山から左へ霊仙山、養老山地が続く見事な眺望が得られるのです。
〔売店のある小広場=10:55〕
小広場から伊吹山を望む
伊吹山の雄姿が間近に見えます。
ちょうど東側から見ていることになります。
小広場から見た霊仙山
霊仙山は昨年登った伊吹山や養老山からも見ましたがぜひ一度登って見たい山です。
山頂展望台
池田山の山頂には立派な展望台がつくられていました。
展望台には先客が一人いました。岐阜市の方だそうでお互いに記念写真を撮り合い、山の話をしながら少し早い昼食にしました。
〔池田山山頂 着=11:10〕
山頂展望台から見おろす岐阜の百々ヶ峰と金華山
パラグラーダー場と同様に遠くの山々はかすんで見えません。
またせっかく設置された立派な展望台ですが、南・西・北方向にかけては周りの木が伸びたようで伊吹山は頭だけしか見えませんし、他の山々もほとんど隠れてしまって残念な気がしました。
〔池田山山頂 発=11:35〕
ナツツバキの森
帰りは往路を戻ります。
途中、あずま屋の近くに《ナツツバキの森》というところがありました。
このあたり一帯が《池田の森》として整備され、その中のひとつとしてシャラの木ともいわれるナツツバキがたくさん植えられたところのようです。
〔ナツツバキの森=12:15〕
霞間ヶ渓駐車場
山道は石がごろごろしていてやや歩きにくい感じもします。しかしやはり下りは楽です。
途中で3人、5人、2人という女性グループを次々追い抜いて下ってきました。
結局山頂から1時間20分で戻りました。<br>
朝は2台しかありませんでしたが戻ってみると車の数がだいぶ増えていました。
まだ登って来る人にも会いましたのでその方たちの車だったのでしょう。
〔霞間ヶ渓駐車場 着=12:55〕
正直なところ池田山はやや残念な山でした。
濃尾平野を鳥瞰できたり、伊吹山、霊仙山、養老山系、そして条件が良ければ白山、能郷白山、御岳山なども眺望可能な山です。そして山頂近くに森の公園までつくられ舗装された林道が通じており、一般の人たちが山や森に親しむことができるという点はいいことかもしれません。しかし、一歩一歩汗をかきながら登る登山愛好者にとっては興ざめの感が強いものだと思います。
まあ今回は天気も良く伊吹山の端麗な姿を間近に見ることができましたし、山の帰りに大垣の友人に久しぶりに会えたので良しとしたいと思います。
◆所在地:岐阜県揖斐郡池田町
◆山行日:2010年10月 6日(水)
◆メンバー:単独
〔登山コース〕
霞間ヶ渓・登山口―(80分)→あずま屋―(20分)→焼石神社―(10分)→ パラグライダー場(休憩10分)―(15分)→売店のある小広場―(15分)→池田山山頂(休憩25分)―(15分)→ 売店のある小広場―(10分)→焼石神社―(55分)→霞間ヶ渓・登山口〔所要時間〕 4時間15分(歩行時間=3時間40分、昼食休憩等=35分)
ようやく猛暑の夏が去って秋の気配が感じられるようになってきました。それでもまだ昼間は暑い日が続いていた10月6日に池田山へ行ってきました。
池田山は伊吹山のすぐ東に位置し、霞間ヶ渓(かまがたに)というサクラの名所から登る山です。昨年のペルー旅行で知り合い、その後も旅の情報交換を続けている大垣市の“旅友”を訪ねる目的もあって池田山へ行くことにしました。
眺望はまずまずの山でしたが、山頂近くにパラグライダー場や池田の森公園というのがあり車で登っていくことができます。そのため舗装道路を歩いたり何度も横切ったりしなければならず、山登りとしてはやや興ざめがする山だったのが残念です。
霞間ヶ渓(かまがたに)
この選択はよかったようで、渋滞にも合わず家から2時間20分で登山口のある岐阜県池田町の霞間ヶ渓(かまがたに)に着きました。
霞間ヶ渓は春には桜の名所として大勢の花見客が押しかけるそうです。しかしこの時期は静かなものでヒガンバナが咲く田園風景が広がっていました。
霞間ヶ渓登山口
道路をはさんで駐車場の反対側、当然ながら山側が池田山への登山口になっていました。
案内標識があるのですぐわかります。トイレを済ませて出発しました。
〔霞間ヶ渓登山口 発=8:40〕
登山道と案内標識
石がごろごろしていて少し歩きにくい山道です。しかし勾配的にはちょうどよい登りだと思います。眺望がない中を登ると途中に3ヵ所ほど残りの距離・時間を表示した道標がありました。
あずま屋
そしてここには舗装された林道が通っています。
〔あずま屋=10:00〕
焼石神社
焼石神社とは変わった名前ですが、古く山頂に焼石と呼ばれる神秘な巨岩があり、いつとはなく雨乞いの龍神様として祀られるようになった神社だそうです。
神社前の木の間から池田町の田園風景を見おろすことができます。
〔焼石神社=10:20〕
パラグライダー場からの眺望
焼石神社から舗装道路を少し歩くとそのパラグラーダー場があったので寄り道をすることにしました。
パラグライダー場の前面が切り開かれていて池田町の田園風景を見下ろすことができます。
スカッと晴れていれば御岳山や中央アルプスも遠望できるようですが、風のない上天気がわざわいして遠くの山々の姿は霞んでいて残念でした。
〔パラグライダー場 着=10:30〕
パラグライダー場
パラグライダーはあきらめて先を急ぐことにしました。
聞くとこの先売店のある小広場までは舗装道路を歩いた方がいいそうです。
〔パラグライダー場 発=10:40〕
売店のある小広場
この日は売店は開いていませんでした。お花見のころや連休などにしか営業しないのかもしれません。この小広場の先が展望台のようなところでした。
右手に伊吹山が間近に見えます。そして伊吹山から左へ霊仙山、養老山地が続く見事な眺望が得られるのです。
〔売店のある小広場=10:55〕
小広場から伊吹山を望む
ちょうど東側から見ていることになります。
小広場から見た霊仙山
山頂展望台
展望台には先客が一人いました。岐阜市の方だそうでお互いに記念写真を撮り合い、山の話をしながら少し早い昼食にしました。
〔池田山山頂 着=11:10〕
山頂展望台から見おろす岐阜の百々ヶ峰と金華山
またせっかく設置された立派な展望台ですが、南・西・北方向にかけては周りの木が伸びたようで伊吹山は頭だけしか見えませんし、他の山々もほとんど隠れてしまって残念な気がしました。
〔池田山山頂 発=11:35〕
ナツツバキの森
途中、あずま屋の近くに《ナツツバキの森》というところがありました。
このあたり一帯が《池田の森》として整備され、その中のひとつとしてシャラの木ともいわれるナツツバキがたくさん植えられたところのようです。
〔ナツツバキの森=12:15〕
霞間ヶ渓駐車場
途中で3人、5人、2人という女性グループを次々追い抜いて下ってきました。
結局山頂から1時間20分で戻りました。<br>
朝は2台しかありませんでしたが戻ってみると車の数がだいぶ増えていました。
まだ登って来る人にも会いましたのでその方たちの車だったのでしょう。
〔霞間ヶ渓駐車場 着=12:55〕
正直なところ池田山はやや残念な山でした。
濃尾平野を鳥瞰できたり、伊吹山、霊仙山、養老山系、そして条件が良ければ白山、能郷白山、御岳山なども眺望可能な山です。そして山頂近くに森の公園までつくられ舗装された林道が通じており、一般の人たちが山や森に親しむことができるという点はいいことかもしれません。しかし、一歩一歩汗をかきながら登る登山愛好者にとっては興ざめの感が強いものだと思います。
まあ今回は天気も良く伊吹山の端麗な姿を間近に見ることができましたし、山の帰りに大垣の友人に久しぶりに会えたので良しとしたいと思います。
by motajii
| 2010-10-06 16:19
| 登山
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